ドイツで、バイトやフルタイムで仕事をするときに聞かれる言葉「Probearbeit」や「Probezeit」とはどのようなことなのでしょうか?
知っておいて損ではない単語たちです。
Probearbeitとは?

1日~数日、どのような仕事か、どのような会社かをお互い今後契約するかどうかを決めるために「試しに働いてみる」ということです。
無償で働くことになります。
僕の経験上、バイトを募集しているところではよく「Probearbeitをしてみるか?」ということを言われてきました。
ファストフード店やケータリング会社などで言われてきました。肉体労働系に多いように思います。オフィス業務を行うところでもあるところもあります。
普通は3日程度だと思います。この間にお互いが仕事をしてみて、契約をする意思が両方にあれば、契約を交わすことになります。
1ヵ所、最悪なところに当たってしまいました。

中古CDやレコードをオンラインで販売している会社なのですが、そこでは日本からのお客さんが多くなってきたようで、日本語ができるスタッフを募集していました。
応募をしてProbearbeitを4日間行いました。
そこでは日本のお客さん用にメールを返信したり、送る荷物の住所記入などを日本語で行っていたのですが、3日半ですべて終了。
その後、そのまま契約をするのかと思ったら「今は無理」と言われて契約せずに終了。
僕の中では「???」でしたが、彼らは数日だけ日本語ができる人を探していたようです。そして自分たちができない部分をProbearbeitにきた僕にやらせて、終わらせたら必要がないので契約をしなかったようです。
ネットで調べたら、稀にあることのようです。
当然、納得は出来ないので、その後役所に報告。メールや体験談などを提出してほしい、と言われたので提出。
役所の人からは、「この会社ではよく行われていて、今まで色々な言語ができる人たちが数日無償で働かされてきて、その後契約をせず、次の人に同じようなことをやらせて、ということを繰り返し行ってきている、という報告が来ている」と言われました。
2ヵ月ほどしてこの会社は捜査が入ったようです。役所から報告がありました。
Probezeit=試用期間

「Probezeit」とは、日本語に言い換えるなら「試用期間」かと思います。
ドイツでは6ヵ月が上限に定められているので、大抵の会社では6ヵ月の試用期間を設けて、その後無期限契約に自動的になります。(会社によっては話し合いが設けられることもあります)
試用期間中は、お互い契約解除を簡単にすることが可能となっていて、僕の経験上、お互い2週間の猶予期間を設けての契約解除が可能となっていました。
会社にもよりますが、試用期間中は有給休暇が取れないところもあるので注意が必要です。
最後に

「Probearbeit」と「Probezeit」、言葉は似ている感じがしますが内容は全然違います。
ドイツで働くことになったら、聞く機会がある言葉です。
無期限契約社員を考えている場合は「Probezeit」の期間が終われば自動的に期限が無期限の契約社員となります。
試用期間は、「会社側があなたを試す」だけではなく「あなたが会社側を試す」期間でもあるので、その間に自分の方針とは違っていたり、仕事内容がしっくりこなかったり、会社のやり方に異論がある場合は、試用期間内で話し合いを持ったり、次の職場を探したりしてみてはどうでしょうか。
コメント
すみません、ドイツに来てまだ4か月、ドイツ人上司から不当に強制退職させられた者です。
書面による2週間前の解雇予告が必要、と契約書に書かれているのに、
「●月●日に解雇通知をあなたが受取ったとおり、月末解雇です」となぜか月末まで8日の時点で手紙をよこしてきました。
私は、
「今日初めて解雇通知を受け取ったため、今日から2週間後が法的に有効です。
だから解雇通知の日付けを書き直してください。
私は●月●日に解雇通知を受け取ってなんかいないし、だからこそあなたは私のサイン入り受領書を持っていないはず。
そんなことをゴリ押ししたら法廷で争うことになり、そうすると公になるから傍聴人や社会の公益にはなるけど、
そうではなくて、あなたがきちんと対応してくれて平和的解決を目指してほしい。
だから解雇通知をきちんとした日付で作り直してほしい」
と返事したところ、
「公にするとはお前の脅しだから、本日即日解雇。オフィスキーを返すまでお前の給与は差し押さえるし、遡って給与を返済させる」
と脅迫手紙を弁護士名で送ってきました。
今まで給与明細を貰ったことがなく、コロナ発生後はアジア人の私だけ隔離され、
それでも我慢してきたのに、この有様で、訴えたり役所に駆け込んだりしないと気が済みません。
コロナ期間に、しかも何の社会保障を得る権利のない期間にこんな形で放り出されて、許せないです。
申し訳ございませんが、お世話になったことのある弁護士さんをご紹介頂けませんか?
3週間以内に役所に訴えないと異議なしとなる、と聞いたこてがあり、解雇を有効にしたくありません!
どうか、お願いします!
すみません、ドイツに来てまだ4か月、ドイツ人上司から不当に強制退職させられた者です。
書面による2週間前の解雇予告が必要、と契約書に書かれているのに、
「●月●日に解雇通知をあなたが受取ったとおり、月末解雇です」となぜか月末まで8日の時点で手紙をよこしてきました。
私は、
「今日初めて解雇通知を受け取ったため、今日から2週間後が法的に有効です。
だから解雇通知の日付けを書き直してください。
私は●月●日に解雇通知を受け取ってなんかいないし、だからこそあなたは私のサイン入り受領書を持っていないはず。
そんなことをゴリ押ししたら法廷で争うことになり、そうすると公になるから傍聴人や社会の公益にはなるけど、
そうではなくて、あなたがきちんと対応してくれて平和的解決を目指してほしい。
だから解雇通知をきちんとした日付で作り直してほしい」
と返事したところ、
「公にするとはお前の脅しだから、本日即日解雇。オフィスキーを返すまでお前の給与は差し押さえるし、遡って給与を返済させる」
と脅迫手紙を弁護士名で送ってきました。
今まで給与明細を貰ったことがなく、コロナ発生後はアジア人の私だけ隔離され、
それでも我慢してきたのに、この有様で、訴えたり役所に駆け込んだりしないと気が済みません。
コロナ期間に、しかも何の社会保障を得る権利のない期間にこんな形で放り出されて、許せないです。
申し訳ございませんが、お世話になったことのある弁護士さんをご紹介頂けませんか?
3週間以内に役所に訴えないと異議なしとなる、と聞いたことがあり、解雇を有効にしたくありません!
どうか、お願いします!
コメントありがとうございます。
弁護士はご自身の住んでいる地域+Rechtsanwalt Arbeitsrechtで検索すると多数出てくるので、お近くの弁護士を探すのが一番だと思います。
僕の弁護士さんは、今はこの状況でオフィスを閉じているようです。メールしてみましたが、新規は受け付けていないとのことでした。
実際に会ったり、ビデオチャットなどで話をすることになると思いますが、その前に会社からの書類や送ったメールなどをすべて保存しておくことをおススメします。(契約解除に関すること以外もすべて)
可能であれば、すべてスキャンをして日付順に保存したりしておくと、時系列で説明できると思います。
封筒も保存しておくといいと思います。スタンプの日付などが役所にとってはとても重要な情報となるので。
役所に書類などを提出する前に、弁護士さんを通したほうが色々と便利だと思いますが、ご存じの弁護士さんがいない場合には、上記のように検索するのが手っ取り早いかと思われます。
裁判になる場合、裁判所に実際に行かないといけないので、お近くの地域の弁護士さんと契約するほうが便利だと思います。
2~3人の弁護士事務所が住んでいる地域で見つけられたら、状況を説明すると来週にでもアポを取ってくれるはずです。
何人かに会うと、どの弁護士が自分の状況をシッカリ理解してくれるか分かると思うので、時間が間に合うのであれば複数の弁護士さんと会ってみるといいと思います。料金はそれぞれなので、直接聞くのが一番だと思います。
Probezeitの状況での契約解除となると、書類を受け取った日から2週間後の契約解除となると思います。
会社からの弁護士名での脅しメールは「よくあること」の一つだと思います。「相手が諦めればそれでいい」という考えなのでしょう。
お助けできず申し訳ないですが、まずは検索していくつかに電話してみたり、メールをするのが一番早いと思われます。
参考までに、berlin-gurashi.comという日本語ができる弁護士さんがやっているサイトがあります。
ベルリン在住でない場合、直接助けになるか分かりませんが、相談は日本語で出来るので、一度メールをしてみてはどうでしょうか?