日本でも料理をしていましたし、留学先のカナダやアメリカでも自分で料理をしていました。
そして今はドイツ。主夫の時期もあり、料理自体は好きで、色々と作っているのですが、最初に困るのが、色々な名称が違うこと。
日本語でレシピを検索したとしても、材料を購入するお店はドイツ。特に最初困ったのが細々とした材料の名前。
ドイツ語で色々と知っておいたほうがいいであろう材料をご紹介。
野菜などは辞書で簡単に分かるけれども、紹介するものは少し分かりづらいものが中心。
家にあったものについては写真を添えて紹介!
小麦粉
「Weizenmehl」=「小麦粉」
パンやお菓子を焼いたり、唐揚げやトンカツなどでも使用する機会の多い「小麦粉」
小麦粉には袋に番号が書いてあります。
「Type405」「Type550」などです。この番号は「薄力粉」「中力粉」「強力粉」といった日本のような分類に思われがちですが、分類の仕方が日本とは違うため、同じようには使えないことがあります。
日本では「タンパク質量」により分類されているのですが、ドイツでは「ミネラルの量」によって分類されています。
そのため、「Type405」と「Type550」のタンパク質量は同じことがあります。
来た当初は、レシピを見ると日本でいう薄力粉=Type405かなぁ、と思って使用していたのですが、一概にもそうとは言い切れないようです。
日本の薄力粉は、ざっくりと、たんぱく質量は100gあたり8gあたり、中力粉は9gあたり、強力粉は12g程度。
ドイツで売られている小麦粉はミネラル量により番号が違うため、「強力粉が欲しい」となった場合には、成分表を確認することをおススメします。
成分表の「Eiweiss」を確認しましょう。そこに書いてある数字をみればタンパク質量がすぐに分かります。
ドイツ語のレシピを見てみると、基本的には必要な小麦粉の番号が書かれています。ドイツ語のレシピを参考にして料理をする場合には、指定された番号の小麦粉を購入して問題ないと思います。
日本のレシピサイトなどを参考にお菓子作りなどをする場合には、「薄力粉」「強力粉」など記載があれば、購入するときにパッケージの「Eiweiss」欄を確認して購入してください。
実際みてみると、そこまでの大きな違いはないのだけれども、ホームベーカリーで「Type405」を間違えて入れてしまった時には、膨らみはそれほどではなかったことを考えると、やっぱり指示通りの小麦粉を使用したほうがいいのでしょう。
イースト菌
「Hefe」=「イースト菌」
ホームベーカリーでパンを焼くときに必要なのが「イースト菌」
ドライイースト菌と生イースト菌が売られています。生イースト菌はスーパーの冷蔵エリアを探すとあるはず。マーガリンやバターの近くでよく見かけます。
ドライイースト菌は小麦粉が並んでいるエリアに必ずと言っていいほど置いてあります。
写真はドライイースト菌。
砂糖
いくつか種類があり、用途や好みで使い分けてみましょう。
Fein Zucker
「Fein Zucker」と記載されているのが普通の「砂糖」
グラニュー糖と日本のレシピに記載されていれば、この砂糖を使用して特に問題はないはず。
もっと細かいものが欲しい場合には「Feinster Zucker」を探してみてください。
Brauner Zucker
「Brauner Zucker」=「茶色い砂糖」
Fein Zuckerの代わりに使うことができるようです。
Rohrohrzucker
「Rohrohrzucker」=「サトウキビから作られた砂糖」
白く、精製されています。
Vollrohrzucker
「Vollrohrzucker」=「サトウキビから作られた砂糖」
こちらは、上記と同じですが、未精製の砂糖。
日本の「三温糖」に近いかも。
Puderzucker
「Puderzucker」=「粉砂糖」
お菓子作りの時によく使います。仕上げ用ですね。
Vanillezucker
「Vanillezucker」=「バニラの香りがする砂糖」
お菓子系のレシピを見てみると、大抵これを使用することがあります。
ベーキングパウダー
「Backpulver」=「ベーキングパウダー」
片栗粉
「Kartoffelmehl」=「片栗粉」
唐揚げとかでよく使用しています
コーンスターチ
「Speisestärke」=「コーンスターチ」
お菓子作りの時に役立ってもらってます。
最後に
ドイツに来た時には、最初よく分からず戸惑いましたが、意味と使用用途が分かれば特に問題なくドイツにある材料でも日本のレシピを使用してお菓子作りや料理ができたりします。
野菜などは見れば何とかなりますが、こういうのは難しいですよね。
日本食屋さんがある地域では、これらは日本食屋さんで購入することができますが、高いです。
お近くのローカルスーパーで購入して、安く美味しい料理を作ってください。
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