先日、正式に発売開始になったゼンハイザー初となる左右独立型(左右分離型)イヤホン「MOMENTUM True Wireless」
購入をして数日使用してみました。
使用環境はスマホを経由しての音楽鑑賞とタブレットを使用しての動画鑑賞です。
MOMENTUM True Wirelessの装着感
耳が小さいほうなのですが、イヤーピースが4種類あるのには助かりました。
購入時にはMサイズのイヤーピースがすでに取り付けられています。
その他に、Lサイズ、Sサイズ、XSサイズが付属。
Mサイズで耳に装着してみたところ、すぐに物凄い痛みが。
Sサイズに交換をして装着したところ、マシだけれども少し痛みがありました。
XSサイズに交換をして装着したところ、痛みはほんの少し。許容範囲内。
本体は出っ張りが少しありますが、耳にフィットする感じ。
少し耳を広げているようになるので、外した時に解放感はありましたが、つけている最中はそこまで痛みはなかったです。
装着するときには少し角度をつけて入れてから、ちょっと回転をさせるようにして装着します。
最初のほうは入れ方に苦戦しましたが、だんだん慣れてきました。
あまり押し込まないほうが僕としてはいいようです。
操作はコントロールパネルで行う
基本的な操作は、イヤホンのコントロールパネルで行います。
左側は音楽の一時停止や再生、スキップ、戻るなど。
長くタッチすることによって、音量を下げることができます。
右側は電話機能。
長くタッチすることによって、音量を上げることができます。
音楽を聴いているときに、右側を1回タップすると、SiriやGoogle Assistantに繋がります。
2回タップすると、周囲の音を取り込む機能を作動させたり停止させたりできます。
右でのみ使用可能
左右独立型(左右分離型)でも、左右同時でないと使えないものもありますが、MOMENTUM True Wirelessは右側だけでも使用が可能です。
左側は右のスレーブのため、単独での使用はできません。
両方を使用しているときに、左側だけを耳から外すと音楽が一時停止されます。
これは、イヤホンが耳から離れると起こる現象です。自動的に一時停止状態になります。
その後、左のイヤホンをケースに入れると、スマホで再生をすると、右側のイヤホンから音楽が聞こえるようになりました。
音楽の一時停止やスキップなどはスマホを使用しないとできませんが、右のイヤホンだけ単独で使用できるのは、確認できました。
Transparent Hearingで周囲の音を取り込む
MOMENTUM True Wirelessでは、周囲の音を取り込めるような「Transparent Hearing」機能が備わっています。
普通に使用していても、少しは聞こえてくるのですが、この機能を使用すると駅や空港でのアナウンスを逃したり、少しの会話ならイヤホンを外さずに会話をすることができます。
今回は駅や空港では試していません。
家の中で試してみました。
コーヒーメーカーでコーヒーを作るときに使用してみました。
豆を挽くときなどはとても煩いのですが、Transparent Hearingモードオフのときには、かなり音が抑えられているようです。
耳に指を入れて聞いた状態よりも静かでした。
Transparent Hearingモードをオンにすると、かなりうるさくなりました。
普段よりも少し強調されているように思えます。
乾燥機の近くでも試しましたが、結果は同じようになりました。
オフの時には聞こえますが、かなり抑えられています。
オンにすると、機械音はちょっと強調されているように思いましたが、違いがはっきりわかるのは僕の中ではよかったです。
家の中の家事では、料理をするときには炒め物の音が聞こえたり、子供が観ている番組が聞こえたり、服の擦れる音が聞こえたり、家のドアベルが鳴った時の音が聞こえたりと、僕の中ではとても使いやすくなっています。
家事をするときにはオフの状態でも少しは聞こえるけれども、音楽や動画を楽しみながら家事ができそうです。
Transparent Hearingのときの音楽再生
Transparent Hearingモードでは音楽を再生し続けるかどうかを選択できます。
スマホ側での設定になりますが、アプリ内に「音楽の再生を続ける」という項目があります。
Transparent Hearingモードをオンにしたときに音楽を同時に停止することもできますし、そのまま再生を続けることもできます。
駅や空港、子供の遊んでいる声を聴くときには、Transparent Hearingをオンにして周囲の音を聞きつつ、音楽もそのまま楽しめるようになっていて良いですね。
スマホやタブレットとの接続が早い
すでにスマホとの連携が完了していて、Bluetoothがオンになっている場合、充電ケースからイヤホンを取り出すと、取り付けるまでには接続が完了しています。
女性の音声で「Connected」と言っているのは聞こえますが、耳に装着する前には接続が完了しています。
ケースに両方戻すと自動的に接続がオフになるので電池の消費も少ないと思われます。
またアプリではイヤホンの電池残量をチェックすることもできます。
音の途切れや遅延はほぼない
僕の使用範囲ですし、ほんの3日間(そのうちの9時間)の使用ですが、今のところ音の途切れはなく、遅延もないです。
動画鑑賞では遅延は致命的ですが、今のところは遅延もなく楽しめています。
タブレットやスマホにもよりけりなので、すべてで遅延がないのかは不明ですが、自分が使用している範囲内では特に問題はないです。
人ごみを歩いているわけではないので、混線による音の途切れなどはまだ体験していません。
そのうち、空港などで使用する機会があればまたレビューしたいと思います。
タブレットに接続後、スマホに接続するのに苦労した
スマホで音楽を聴いていたのですが、タブレットで動画を観ながら料理をしたり、アイロンなどをしているのですが、ちょっと問題が。
スマホとの接続を解除してから、タブレットとペアリングをして接続をした後に動画を観ていました。
その後、タブレットとの接続を切って、スマホに接続をしようとしたのですが、中々うまくいきませんでした。
MOMENTUM True Wirelessをケースに戻して、タブレットのBluetooth機能を切ってから、ケースからMOMENTUM True Wirelessを取り出したのですが、スマホとは接続せず。
説明書に「前回接続をした機器と接続を試みる」とあったので、タブレットを探しているものかと思われるのですが、スマホ側でMOMENTUM True Wirelessと接続をしようとしても、接続ができずに苦戦。
スマホを再起動したり、ペアリングを解除したりと色々と試しました。
最終的には、一度スマホ側でペアリングを解除してから、また新たにペアリングをさせて接続ができるようになったのですが、これを毎回やるのは苦労します。
1回目では成功しなかったので、ペアリングを2回行いました。
出来ればパソコンともペアリングをしておいて、必要な機器を接続できるようにしたいのですが、スムーズにできないと困りますね。
そのうち、複数の機器の間で接続を維持し続けるようなモデルが出てくれるといいのですが。
タブレットの動画を観つつ、スマホ側はスタンバイ。
電話がかかってくると、自動的にスマホ側に切り替わる!なんてやってくれたらうれしいけど・・・。
バッテリーの持ちや技術面の問題があるのかな。
最後に
数日の使用ですが、とても満足しています。
僕にとっては初めての左右独立型(左右分離型)イヤホンのため、ほかとの比較ができないのですが、ゼンハイザーのMOMENTUM True Wirelessには満足です。
それぞれ3時間ほどの使用なので、バッテリーが実際に4時間しっかり持つのかは試していません。
時間があるときにでも試せればと思います。
3時間使用後、スマホでバッテリー残量を確認したところ、30%ほどの残量は確認しました。
本体が少し大きいのがまだ気になるところです。
ただ、ケースは大きくないので、持ち運びには困らないでしょう。
長時間の使用をしてみてから、痛みなどがあれば考えようと思います。
複数の機器との接続をしていこうと思っているので、時間を見つけて、色々と試していきたいと思います。
まだ少ししか使用していないところでのレビューですが、今後「MOMENTUM True Wireless」購入を検討している方の参考になればと思います。
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