ドイツで少しずつ非接触型の電子決済方法が広まってきています。
とは言え、今のところ日本ほど電子マネーに力を入れていないドイツ。
クレジットカードやデビットカードでの支払いは日常になっているのですが、電子マネーには消極的な感じがします。
日本ではよく「現金を常に持ち歩いている」と言われていますし、現金での支払いを好む人が多いようです。
今のところ、ドイツも同じような感じです。
でも、せっかく使えるサービスがあるので、「使いたいなぁ」と思っていて、最近使い始めました。
どこでGoogle Payを使って支払える?
2018年11月現在は、以下のお店でGoogle Payを使用して支払いができるようです。
- addidas
- ALDI
- ALDI SÜD
- H&M
- HORNBACH
- Kaufland
- LIDL
- McDonald’s
- toom
- Netto
- MediaMarkt
- SATURN
- Tchibo
今後も増えると思いますが、2018年11月は上記のお店で使えるようです。
RealやEdeka、dmでも非接触型の支払いが可能なシンボルがあるのですが、調べてみると独自のアプリを使用して、そのアプリにカード情報などを入れておくと、スマホを使用しての支払いが可能、となっています。
Real、Edeka、dmはよく行くのですが、それぞれのアプリを使用しないといけないようです。
せっかくなので、Google Payも使えるようにしてもらえると助かるのですが・・・。
連携している銀行やオンライン決済サービスで口座開設
2018年11月の時点では以下の銀行口座やオンライン決済サービスのマスターカードやビザカードとGoogle Payを連携させて支払いをすることができます。
- boon
- BW BANK
- comdirect
- COMMERZBANK
- N26
- Revolut
- PayPal
- VIM PAY
僕はPaypalのアカウントを持っていたのですが、PayPalが使用できる前にGooglePayを使用しようと思っていたので、口座開設が簡単そうなN26で銀行口座を開設しました。
N26は基本的にすべてネットでのやりとりを目的とした銀行です。
「スマートバンク」という言い方をされますね。
口座は無料で開設が可能です。僕は無料口座を現在は使用しています。
公式HPから「Girokonto eröffnen」をクリックして順番に必要情報を入力していくだけです。
口座の種類
本人確認はドイツでは、郵便局を通じて行う銀行が多いのですが、N26ではスマホのビデオチャットを使用して行われます。
一番最後に「パスポートを用意してください」と書かれている画面になります。
そこからビデオチャットを許可すると、N26の担当者とつながって、スマホをしようして写真撮影やパスポートの撮影が行われ、本人確認が終了。
その後、スマホやパソコンで口座を確認したりすることができます。
ビデオチャット中にSMSが送られてきて、送られてきた番号を入力する作業がありますが、基本的にはとても簡単です。
ドイツ語ができない場合には、英語でも行ってくれるようです。
普段使うようなドイツ語なので、気負わなくてもいいと思います。
本人確認が終わると、メールがきて終了。
マスターカードが発行されます。
2週間程度で到着と書いてあります。
僕のところには1週間で到着。
マスターカードの番号をN26のスマホアプリに入力をして、使用することができます。
Google PayとN26を連携
N26の口座開設が無事に終わり、カードも届いてN26のアカウントが使えるようになったら、別な銀行口座からお金を送金しましょう。
そしてGooglePayと連携をして、GooglePayで支払いを出来るようにします。
GooglePayのアプリをダウンロードして、ログイン。
その後は、順番に言われるがままに設定をしていきます。
躓くことも困ることもなく、とてもシンプルなので、間違うことはないと思われます。
GooglePayとPayPalを連携
普段は使わないのですが、PayPalのアカウントも持っています。
いつから使えるのかが明確ではなかったので、N26で口座開設を行ったのですが、口座開設を行ってからすぐに「PayPalをGooglePayと連携させることができるよ」となったので、こちらも連携をしてみようと思います。
N26と同じく簡単です。
使用しているスマホにまずはPayPalのアプリをダウンロードしてログイン。
GooglePayのアプリから「支払い」をタップ。
「+お支払方法」をタップして「PayPal」を選択。
その後は、画面の指示に従っていけば、すぐに使えるようになります。
こちらも、設定はとても簡単でした。
メインカードを決める
僕が設定したGooglePayの支払い方法は2種類。
N26のアカウントから支払うか、PayPalから支払うか。
GooglePayはいちいちアプリを開く必要はありません。
支払いをスムーズにするためだと思われます。
支払いは、2種類登録してありますが、「メイン」を決めないといけません。
「優先的に使うカード」を選択しておく必要があります。
僕の場合はN26を「メインカード」に設定。
PayPalを「メインカード」に設定したい場合には、PayPalのカード画面をタップして「非接触型決済のメインカード」をアクティブにします。
実際にGooglePayアプリを使用してドイツで買い物
では、実際に使ってみましょう。
ネットで調べてみると、使えるところと使えないところがあるような記事が多く、ちょっと不安。
出張が入ったので、出張先でご飯を購入するために「Kaufland」に寄って買い物をしてみました。
レジではちょっとドキドキ。
一応財布も用意しておいたのですが、杞憂に終わりました。
レジで「カードで支払いたい」と言うと、カードでの支払いができるようにレジの人がボタンを押してくれます。
端末に「カードを挿入」と非接触型の支払いを示す絵が出てくるので、端末にスマホを近づけます。
この時、スマホはスタンバイ状態ではなく、通常使える状態にしておく必要がありますが、アプリを開ける必要はありません。
支払いが完了するとスマホが「ブルブルッ」と震えます。
通知機能をオンにしているのであれば、N26とGooglePayの両方からメッセージが送られます。
その後、レジの人がレシートを渡してくれて支払いはすべて終了です。
とても簡単でした。
その後は、Aldiで買い物をしたのですが、緊張することなくスマホを取り出して「カードで」と言って、端末にスマホを近づけて支払い終了。
とても便利ですね。
最後に
結構前から気になっていたGooglePay。
実際に使えるようになってよかったです。
今後も使えるお店では使用していこうと思います。
忘れないようにN26にもお金を入れておかないと!
今後、使えるお店が増えることを期待します。
非接触型の支払いがとても楽なので、Edekaやdm、RealでGooglePayを使えるようになってほしいなぁ、と思います。
もしくは専用アプリの登録を考えようかな・・・。
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