家や外出中に音楽を聴くためにイヤホンを使用する方は多いと思います。
家ではヘッドホンを使用しています。
外出中はヘッドホンではなくイヤホンを使用しています。
出張や旅行ではヘッドホンよりもイヤホンのほうが小さいスペースで済みます。
イヤーピースは3種類入っていて、一番小さいものを使用しています。
ほかのメーカーのイヤホンを使用していても、いつも一番小さいサイズのものを使用しています。
今まで色々と使用してきましたが、どうしても痛みを伴います。
それが普通なのかと思って過ごしてきました。
動き回っていると、取れることもしばしば。
調べてみると、イヤホンに耳の型どりをしたイヤーピースをくっつけることができるらしい。
(イヤーチップと表現されることもあります)
「In-Ear-Monitoring」で調べると、結構色々なところで作ることができるのですが、イヤーピース(イヤーチップ)を専門的に行っているところを見つけられない。
大抵のところは、聴覚に障害のある方用に作っているところが、カスタムIEMを作っているようです。
電話をしてみると、要領を得ないところが多々。
普段から作っているわけではなく、珍しいお客さんの部類に入るのでしょう。
「In Ear Monitoring」で検索をすると、歌手や音響関係の人が使う音質のいい「カスタムIEM」がたくさんヒットするのですが、イヤーピース(イヤーチップ)だけをカスタムしたいのであれば、「In Ear Otoplastik」で調べたほうがいいと思います。
とは言っても、イヤーピース(イヤーチップ)「In Ear Otoplastik」で調べるも、そこまで沢山ヒットしません。
やはり、ニッチな部類のものなのでしょう。
カスタムIEMのように、音質にこだわりを持ちつつ、自分の耳にシッカリとマッチしたイヤーピースが欲しいわけではなく、現在使用しているイヤホンに自分の耳にマッチしたイヤーピースを使いたいだけなのです・・・。
音楽家の人たちが使うような何十万もするカスタムIEMを作っているところもありますが、そこまで音質が分かるわけでもないし・・・。
イヤーピースを専門的に作っているところを発見
イヤーピース(イヤーチップ)のみを作っているわけではないのですが、興味深い会社を発見。
https://www.scheinhardt.de/
ホームページを読んでみると、色々な種類のイヤホンに合うイヤーピースを作れるようです。
すでにデータがあるイヤホンに関しては、イヤホンを送る必要もない。
すでにデータがあるリスト
イヤーピースとイヤホンの接続部分については、それぞれ大きさや形が違うためにイヤーピースを作るときにはイヤホンを預けないといけないのですが、この会社では僕が欲しいモデルの情報はすでに持っているようなので預ける必要なし。
いくつかのモデルについては、写真も掲載してあるので参考になります。
お値段も良心的だと思われます。
「Custom Sleeves」とも言うようですね。
自分専用のイヤーピースを注文
まずはホームページから必要情報を入力して送信。
名前とメルアド、電話番号にイヤーピースを接続するイヤホンをリストから選択。
(このリストに入っていないイヤホンのイヤーピースを作りたい場合は、イヤホンを送らないといけません)
僕が普段から使用しているSE215はリストの中にあったので、それを選択。
コメント欄があったので、「そちらに伺って型取りをしたいです」と記入して送信。
次の日に担当者から電話連絡。
電話連絡が来た日は金曜日だったので、月曜日のアポイントをお願いして終了。
ホームページでは「家の近くのお店で耳の型取りをして、それを送ってもらえればいい」と書いてあったのですが、近くにあるお店に電話をしても、結構な料金を取られることが分かりました。
片耳35ユーロ。両耳で70ユーロ。
少し安いところもありましたが、ほぼ同じような値段。
またほかのお店では、「ここでカスタムIEMを作らないのであれば型取りは行わない」とも言われてしまいました。
Scheinhardtに直接行くのは結構時間がかかりますが、今回は実際に訪問して型取りをしてもらおうと思いました。
耳の型取り
実際に会社を訪問して、耳の型取りです。
今までやったことないので、ドキドキ。
説明を受けてから型取り開始。
- まずは耳のチェック。両耳とも特に中などには異状なし。
- 小さなスポンジに紐がついたものを耳の中に押し込む。
- そこにシリコンを注入。
- 5分ほど放置。しゃべったりしてはいけないので本を読んだりして過ごします。
- 5分経ったらシリコンを取り出して終了。
自分の耳の中がどのようになっているのかが分かります。(ほんの入り口部分だけですが・・・)
今まで見たことのない光景なので、ちょっとおもしろかったです。
担当者の方からは、「特に特殊な形をしているわけではなさそう」と言われました。
一応僕の問題点である、1時間ぐらい使うと痛くなることや、20分おきぐらいにイヤホンを押し込まないとどんどん取れてくる、その他数点を報告。
それらの問題点と、耳の型を使って、僕専用のイヤーピースを作成してくれるようです。
あなたの耳は小さすぎます
型取りをしてから3日後、担当者の方からメール。
僕の耳の中は通常だけれども、外側の部分が小さすぎるためにSE215でのイヤーピース(イヤーチップ)を作成するのが、通常通りでは難しい。とのことです。
シュア掛けができなくなるようです。
通常は、イヤホンから出ているケーブルを耳に掛けるようにしてつけるのですが、そのようにはできないとのこと。
かなりマイナスです。SE215は気に入っていますが、シュア掛けができないとなると考えないといけなさそうです。
僕の耳の大きさでは「Shure」のイヤホンは合わないといわれました。
また市販されている「イヤーピース」は一番小さいものでも合わないようです。
最後に
イヤーピース(イヤーチップ)を作成すりことには前向きですが、使用するイヤホンを考えないといけないようです。
それにしても、耳が小さいとは・・・。
でも、今まで色々と試してきて「痛み」や「時間が経つと耳から落ちる」というのを経験してきました。
それらの原因が「耳の小ささ」と「合わないイヤーピース」にあったことを知ることができたのはよかったです。
SE215は気に入っていましたが、イヤーピース(イヤーチップ)を使用することによってシュア掛けができないのは、かなり残念なので、今のところ保留。
ほかのイヤホンを物色中です。
ただ、普通よりも小さい耳のためどれが合うのかが分からないのが少し難点。
自分にぴったりのものが見つかればいいのですが。
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