今回の旅は10泊11日、フィヨルドを見に行く船旅。
まずは、船に乗るために、ハンブルグにあるターミナルへ。
ハンブルグには、クルーズ船が使用しているターミナルは1つではないので、乗る船がどのターミナルを使用するのかの確認が必須。
今回使用した「AIDAperla」は、「CRUISE CENTER STEINWERDER」というところを使用。
AIDAperla チェックイン

チェックインの時間は、旅の予約をするときに自分で決めることができました。
チェックイン時間は14時半から15時の間を予約。
通常キャビンを予約した場合、旅が始まる約3週間前にAIDA側から、チェックイン時間のメールが届きます。
使用する港や船、行先など、さまざまな条件でチェックイン時間が変更になることがあります。
ハンブルグの場合、基本的には12時からチェックインが可能。12時前にチェックインをして船に乗船したい場合には、別料金を支払って、予約をすれば乗船可能。
基本的に、客室には14時以降入れるようになっています。それ以前に乗船した場合、客室がまだ整っていない場合には、船内散策などをして時間をつぶしたり、お昼ご飯時間であれば、ビュッフェ形式のレストランで食事をとることも可能です。
ターミナルに到着前に、大きなスーツケースはタグを付けておく必要があります。飛行機に乗るときにつけられるタグのようなもの。myAIDAにログインするとダウンロードができて、はさみで切ってタグをスーツケースに付けておきましょう。↓

部屋番号と日付、名前が記入されています。
スーツケースは、専用マシンにて中をスキャンするため、自分で船内に持っていくことはできません。基本的に、飛行機と同じように手荷物だけをもって船内に行くことになります。
今回は、タクシーでクルーズターミナルに到着したのですが、ターミナルの外は長蛇の列。
チェックインの予約時間は、あと10分ほど…。どうすればいいのだろうか…と思っていたのですが、スイート客室を予約している場合には、スーツケースを預けるところにいる係員に、自分たちのタグをみせたら、すぐにスーツケースを受け取ってくれて、ターミナル内に入ることができました。
ターミナル内では、空港と同じような形で、動線が敷かれていて、係員にチケットを見せると、左右に分かれている動線のうち、スイート客室を予約した人達用の優先通路が用意されていて、そちらに案内されました。
空港と同じような形でレッドカーペットが敷かれていて、優先的にチェックインを行うことができるようになっていました。

チェックイン時に必要な書類は、身分証明書とサイトからダウンロードしたチケット。
EU外の人の場合には、ビザの確認もあります。
妻と子供はドイツパスポート所持者なので、すぐにチェックインが終わりましたが、僕は日本のパスポート保持者のため、別なカウンターへ案内されて、そこでビザのスキャンをしてチェックイン。
チェックイン時には、必ず顔写真が撮られます。
後で受け取る「ボーディングカード」と紐づけをするためです。これにより、ボーディングカードを船内などでスキャンすると、係員の人たちが所有している端末に顔写真や年齢、ステータスなどが表示されるようになっていて、ほかの人のカードを使用して何かを購入したりできないようになっています。
チェックインが終わったら、ボーディングカードを受け取るために、別に用意されたデスクへ行ってカードを受け取ります。
その後、手荷物検査場へ。ここでは空港と同じように、電子機器をカバンから取り出して、すべてスキャンしていきます。
手荷物検査が終わったら、いよいよ乗船です。

今まで経験したクルーズでは、写真撮影コーナーを必ず通らないといけないようになっていました。
断ることも可能ですが、今回は子どものリクエストで写真撮影。
飛行機に乗るときに使用するようなボーディングブリッジを通って船内へ。
預けたスーツケースを船内に積み込んでいる様子や、食料品などなどを船内に積み込んでいる様子を見たりすることができるので、子どもたちには面白いかも。


船に乗り込む前には、必ずセキュリティーチェックがあります。
ボーディングカードをスキャンして、本人であることを確認後、手荷物検査をしてから船内へ。まずは客室へ。
AIDAperla 客室へ
乗船した場所は船の前方。
そのため、客室のある船の後方へ移動し、エレベーターで8階へ。
客室の様子は↓
AIDAperla Seenotrettungsübung
クルーズ船では必ず受けないといけない「避難訓練」
乗船後24時間以内に避難訓練を必ず受けないといけない、と決められています。
AIDAでは、コロナ前は、出航前に乗員乗客全員で一斉に避難訓練を行っていました。客室ごとに、緊急時に指定されている場所に集まって、救命ボートに乗り避難をする、という手順があるため、緊急時に集合する場所に行き、乗員に来たことを確認され、全員が集まったところで救命胴衣や救命ボートなどの説明があります。
基本的に、全員が集まるまで待たないといけないので、結構時間もかかりますし、立って待っていなくてはいけないので、出航前にそれなりのストレスになってしまったりも。小さい子供がいると尚更。
コロナ後は、客室の部屋にあるテレビや、AIDAのアプリを使用して、船のWLANに接続すると、簡単に避難訓練をすることができるようになりました。
今回、僕たちは、スマホを使用して避難訓練のビデオを見ることを選択。
まずは船内のWLANへ接続。その後、AIDAアプリに入ると、自動的に避難訓練のページを選択することができたので、タップ。
一人ひとり、別々にアプリを使用するのかと最初は思っていたのですが、同じ客室を予約した人達の名前があり、全員の名前を選択して、開始ボタンをタップすると、全員で見たことになるようです。
最初から最後までビデオを見ることにより、次のページへ行くことができます。
3人でビデオを最後までしっかりと見てから、指定された行動をとります。
客室のテレビでも同じことを行うことができます。
客室のクローゼットにある救命道具を身に着けて、指定された場所へボーディングカードを持っていきます。

そこには、乗員がいるので、それぞれボーディングカードをスキャンして、避難訓練が終了。
以前、1時間近くかかっていた避難訓練と比べると、とてもスムーズ。コロナがなかったら、以前と同じような感じを継続していたと思うと、ある意味有難いです。
避難訓練を行っていない場合、次の日に乗員から個別に呼び出されて、避難訓練を受ける必要があります。回避することはできません。乗船したら、すぐに行うのが吉。
小さい子供と一緒にクルーズする場合には、避難訓練のときに、客室ごとに行かなければいけない場所にいる乗員に、小さい子供と一緒に行くと、その場で小さい子供用の救命道具を受け取ることができます。その場にない場合には、部屋に後ほど持って来てくれるようです。
部屋に戻って、救命道具を所定の位置に戻し、次に行わないといけないと思っていた、アームバンドの購入へ。
AIDAperla アームバンドの購入
船内では、基本的にボーディングカードをスキャンして、飲み物を注文したり、予約を行ったり、買い物をしたり、客室のドアを開けたりできるのですが、プールへ行くときなど、ボーディングカードをできれば持っていきたくないことも。
子どもが使っているボーディングカードは、どこかに落としたりして失くす可能性も大きいので、どうにかならないものかと調べていたら、AIDAではアームバンドを使用してボーディングカードの代わりにできるような仕組みを作ったようです。
今回乗船したAIDAperlaでもアームバンドが使用可能なようです。(乗船時、船の種類によっては使用できないものもありました)
アームバンドの購入は、乗船前には行うことができず、乗船後、14階にある「Four Elements」というところにあるカウンターにて購入手続きを行う必要があります。
アームバンドのサイズと値段
サイズは3種類。大中小と用意されていて、自分に合うものを購入できます。
大きいほうから、白・黒・青、となります。
アームバンドは1つ5ユーロ。
アームバンドで出来ること・出来ないこと
アームバンドで出来ることは、自分のボーディングカードと紐づけをしてもらうことにより、部屋のドアを開けたり、飲み物の購入、売店などでの物品購入ができるようになります。
アームバンドで出来ないことは、「船の乗り降り」です。
この時には、必ずボーディングカードが必要になるので、船を出るときには、必ずボーディングカードを持っていく必要があります。
それ以外、船の中で過ごす分には、ボーディングカードは部屋に置いておいて問題なしです。
AIDAperla ラウンジでアームバンドの設定
AIDAperlaには、スイート客室の宿泊者専用のラウンジが1ヶ所用意されています。また、スイート客室と一部の客室予約者が利用できるデッキが1ヶ所用意されています。
それらへの入室は、ボーディングカードが必要なのですが、それらへの入室もアームバンドを使用することが可能なのですが、それらの設定はラウンジにいるコンシェルジュにお願いする必要があるようです。
そのため、アームバンド購入後、ラウンジへ行き、コンシェルジュに設定をしてもらうことに。
ラウンジとデッキへの入室のためのコード変更と、子どものアームバンドには、使用できる金額の上限を設定してもらいました。
1日の上限を設定したり、旅全体での上限を設定したりできるようで、僕たちの場合には旅全体での上限設定をしてもらいました。
子どもの使用金額上限設定は、チェックイン時に設定をしてもらうことも可能なようですし、乗船後、受付などで設定をしてもらうことも可能なようです。
子どもたちが遊ぶことができる場所には、古いですがアーケードゲームが設置してあり、コインを購入して遊ぶことができるようになっています。コインの購入にはボーディングカードが必要なため、子どもたちで自由に遊ばせている場合には、上限を設定していないと大変なことになる家庭も出てくるかと思われます。
また、自動販売機ではソフトドリンクやお菓子の購入も可能なので、上限設定しておくほうが親としては安心かと思います。
AIDAperla ウェルカムディナーの予約
スイート客室を予約した人達は、ウェルカムディナーが含まれています。
「ウェルカムディナー」となっていますが、初日のみ有効というわけではなく、旅の間、自分たちの都合のいい日を選んで、ウェルカムディナーを楽しむことができるようです。
僕たちは2日目の航海日の夜にウェルカムディナーを予約。
AIDAperlaでは、ウェルカムディナーの予約ができるレストランは「Rossini Restaurant」か「Buffalo Steak House」から選べるとのことで、「Buffalo Steak House」を選択。
時間は、18時半にしてもらうことに。
AIDAperlaで行く10日間フィヨルド旅 Day1 出航
出航前には、子どもが爪の手入れをやってもらいたい、と言っていて、事前に予約していたので、船内にあるネイルサロンへ。
その後、デッキへ行って少し休憩。

部屋に戻って、ハンモックを体験してみたり、客室内をいろいろと見ていたりしたところで、スーツケースが到着したので、整理。
ほどなくして出航。
↓クルーズターミナル


エルベ川を西に向かって進んでいきます。
夜ご飯は6階の「Bella Donna Restaurant」へ。





ビュッフェ形式のレストランでは、どこでもチーズが数種類用意されていて、楽しめました。

普段は買わないものとか、食べないものを、こういう機会に色々と試したくなる。

夜は、子どもたちのために用意されたプログラムの説明会へ。
年齢ごとに時間が分かれていて、小さい子達用の説明会が最初に行われていました。
子どもは「Wave Club Teens Lounge」を利用できる年齢だったので、その年齢の子供たち向け説明会の時間にFour Elementsへ行き、色々と話を聞きます。
今回のクルーズでは、子どもたちだけで500人以上乗っているようです。ティーンの子たちもかなりの数いるようでした。
色々とプログラムが用意されているようで、子どもにとっても楽しめるかと感じさせられる説明でした。

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