2023年の夏休み。
今回は、子どもが学校の授業で「フィヨルド」(fjord)を勉強したようで、フィヨルドに興味が沸き「見てみたい」ということで、フィヨルドを見に行くためにはどうしたらいいのかを検索。
車で行く、飛行機で近くの空港まで行く~レンタカーで周る、の2つは現実味がなく、クルーズ船で行けないのかな?と思って検索。
すると、いくつかの会社がオファーを出していました。その中でも、ドイツ系の会社だと、AIDAかTUI系列のMein Schiffかで選べるようで、AIDAを選択してみました。
AIDA アイーダクルーズ
アイーダクルーズはドイツに拠点を置く、クルーズ会社。
親会社はイタリアのコスタクルーズ、その親会社はアメリカのカーニバル・コーポレーション。
アイーダクルーズの所有する船は2023年8月の時点で12隻。2023年秋に1隻引退予定。
親会社がイタリア企業のため、船はすべてイタリアの国旗を掲げています。
アイーダクルーズはドイツ企業のため、主なターゲット層はドイツ人、もしくはドイツ語圏の人々のためか、ホームページがドイツ語です。探してみましたが、ドイツ語以外の言語を選択するところもないので、予約をする段階でドイツ語必須のようです。
アプリもドイツ語でのみ使用可能で、ほかの言語の選択肢は見つかりませんでした。
船内アナウンスはドイツ語が一番最初に流れることが通常です。英語でも流れます。
イベントなども、基本的にはドイツ語で行われることが多いため、船内イベントや寄港地でのツアーに参加する場合には、ドイツ語ができないと楽しめないかもしれません。
AIDAは以前に一度、AIDAsolでロンドンブリッジを見に行ったことがあります。
AIDAperla
今回のクルーズで使用されるクルーズ船は「AIDAperla」(アイーダパルラ)
三菱重工が造船。この船を最後に、三菱重工は10万トンを超える大型客船の造船から撤退することとなったため、この船が、三菱重工業の造船事業(10万トン以上の大型客船)の最後の客船となったようです。
AIDAperla
- 重量125572トン
- デッキ数18
- 長さ300m
- 横幅37m
- クルーズ速度42㎞/h
- 客室数1643
- 乗客数4350人
- 乗員900人
AIDAperla フィヨルド(fjord)旅 ルート
出航地はハンブルグ。
10泊11日かけて、ノルウェーのフィヨルドをいくつか寄港して、ハンブルグに戻る行程。
行程は、このような感じです。
曜日 | 寄港地 | 到着時刻 | 出航時刻 |
1日目 | ハンブルグ | 18時 | |
2日目 | 航海日 | ||
3日目 | ハウゲスン | 7時 | 16時 |
4日目 | ガイランゲンフィヨルド | 10時 | 20時 |
5日目 | オンダルスネス | 8時30分 | 13時 |
5日目 | モルデ | 15時30分 | 20時30分 |
6日目 | トロンハイム | 8時 | 17時30分 |
7日目 | オーレスン | 8時 | 13時 |
8日目 | エイドフィヨルド | 10時 | 20時 |
9日目 | スタヴァンゲル | 10時 | 19時 |
10日目 | 航海日 | ||
11日目 | ハンブルグ | 8時 |
5日目が2つありますが、それぞれの港が近いため、午前中と午後~夜に分けてそれぞれ寄港するようになっています。
寄港地でのアクティビティ
クルーズ船では、寄港地でのアクティビティが醍醐味の一つ。
絶対に何かしらのアクティビティは用意されています。
基本的に、寄港地でのアクティビティは別料金です。アクティビティの内容によって料金が違います。
船が港に到着したと同時に出発し、出航直前に戻ってくるような1日ツアーがあったり、2時間ぐらいのツアーまでさまざま。
今回は主にフィヨルドを見ることが目的のため、船内から実際にフィヨルドを見ることができれば、子どもとしては満足のよう。
そのため、寄港地でバスに乗ってフィヨルドの景色を上から見ることができるバスツアーは1か所のみにして、ほかのところでは、別なことをしてみることに。
基本的には子どもの希望、次に妻の希望を取り入れてアクティビティをそれぞれの寄港地で選択。
どこの寄港地でも、バスツアーが設けられているので、街全体やそれぞれの寄港地のフィヨルド全景を見てみたい場合には、バスツアーがおススメ。各地で展望台や写真スポットを周ってくれます。
ほかにも山登りや電動自転車でのサイクリング、カヌー、SAP、ミニゴルフ、遊園地などなどが用意されています。
寄港地でのアクティビティは強制参加ではないので、船の中でゆったりと過ごすのもいいかと思います。
以前のクルーズでは、寄港地であっても、船の中で過ごしたり、下船して少し散策のみをしたことも。
それぞれの寄港地では、半分ぐらいの乗客、もしくはそれ以上の人たちが船の外にでるため、寄港地で船に残ってゆったりと過ごすことも可能。
それぞれの寄港地では、AIDAが用意するアクティビティに参加しなくても、下船することが可能です。下船して港付近を歩いてみたり、時間がある場合には町まで出てお土産を購入したり。
また、それぞれの寄港地で、自分で何かしらのツアーを予約して見て回ることも可能です。
気を付けないといけない点としては、それぞれの寄港地で、AIDAのホームページ経由でアクティビティを予約した場合、出航時間になっても、何かしらの理由で乗船できていない場合、船は待ってくれますが、AIDA経由で予約していないツアーで遅れた場合、下船をしたけれども、戻ってこなかった場合、船は出航してしまいます。
AIDAperla 客室
今回搭乗するAIDAperlaは客室数1643室。
いろいろなカテゴリーが用意されていて、希望の客室タイプを探すのも一苦労。
通常タイプのキャビンは6種類
ホームページで表示される金額はたいていの場合、一番安い客室の値段。
一番安い客室は、大抵の場合、「Innenkabine」日本語だと「内側キャビン」や「内側客室」と表記されているようです。
名前の通り、客室が船の内側にあるため、窓はありません。当然ながら外の景色は見えません。また、客室の大きさも16㎡と小さめですが、「客室ではシャワーと寝るだけ」という方には、おススメです。客室以外でもゆったりと過ごせるスペースが用意されていますしね。
ほかには
- 「Meerblickkabine」海の見えるキャビン
- 「Verandakabine」ベランダ付きのキャビン
- 「Verandakabine Komfort」ベランダ付き、大きめのキャビン
- 「Panoramakabine」パノラマビューキャビン
- 「Verandakabine Deluxe mit Lounge」ベランダとラウンジ付きキャビン
スイートは3種類
- 「Junior-Suite mit Lounge」ジュニアスイート、ラウンジ付き
- 「Junior-Suite」ジュニアスイート
- 「Suite」スイート
すべてのスイートはベランダ付き。
今回選択したキャビンは「Junior-Suite」
AIDAperla 客室料金設定
クルーズ船では客室料金の設定は数種類用意されていることが通常だと思います。
AIDAの場合は4種類。
VARIO (一番安い)
- 客室の場所はAIDAが選択
- 客室が少なくなると少しずつ料金が上昇するため、早いもの勝ち
- 変更の際は、一人150ユーロ
客室のタイプのみ自分で決めて、それ以外は安く抑えたい場合には、こちらを選択。
VARIO ALL INCLUSIVE
- VARIO+飲み物代込み(大人AIDA COMFORT DELUXE、子どもAIDA KIDS & TEENS COMFORT)
- VARIO+Social Media Paket
- 変更の際は、一人150ユーロ
PREMIUM
- 客室の場所を選択可能
- 旅行日程の変更が1回無料で可能
PREMIUM ALL INCLUSIVE
- PREMIUM+飲み物代込み(大人AIDA COMFORT DELUXE、子どもAIDA KIDS & TEENS COMFORT)
- PREMIUM+Social Media Paket
細かな違いはこちらのページを参照してください。(新しいタブで開きます)
基本料金には、ビュッフェ形式のレストランでの食事、スナックバーなどの軽食は含まれています。飲み物に関しては、ビュッフェ形式のレストランでの飲み物は含まれています。
AIDAperla レストラン、バー、スナックバー
大型クルーズ船では、複数のレストランやバーがあり、毎食いろいろなところで楽しむことができます。
AIDAperlaには12のレストラン、18のバーやクラブが用意されています。
基本料金に含まれているものもあれば、別料金のところも。
飲み物に関しては、ビュッフェ形式のレストラン以外であまり飲む必要がないのであれば、飲み放題のパッケージを申し込まずに、必要な時だけ別料金で飲み物を楽しむようにして問題ないかと思います。
詳しい料金やメニューはこちらから。
基本料金に含まれているけれども、ビュッフェ形式のレストランではないところは、予約をしたほうがいいように思います。
僕たちが予約をした時点で、既にいくつかの日は予約いっぱいになっているところがありました。
AIDAperlaで行く10日間フィヨルド(fjord)旅 準備編 まとめ
AIDAはドイツ語圏の人たちを基本的には対象としたクルーズ会社のため、ある程度のドイツ語は必要なのが少しネックになってしまう方もいるかもしれません。
予約が終わり、次はレストランや飲み物リストの確認をしてみたり、寄港地でのアクティビティを決めたりと、楽しみながらいろいろと決めることが目白押し。
まだまだ準備には時間がかかりそうです。
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