子供が数日の間、ご飯の食べる量が今までよりも少し減ってきた感じがありました。
土曜日になり「右のお腹が痛い」と言い出し、歩くたびに痛みがあるようで、妻と話し合い、妻と子供でNotfallpraxisへ行くことに。
Notfallpraxisとは、通常の家庭医に行けない時間帯に何かあった時に駆け込むことができるところで、ネットで調べると、それぞれの地域で出てきます。
今までは、3人で行っていたのですが、今は保護者は1人しか付き添えないため、妻が行くことに。説明などを考えると、妻のほうがいいですからね。
NotfallpraxisからERへ
小児担当の医師に説明をして、触診をしてもらった結果、併設されている「病院」のERへ行くように言われたようです。
ここで、ERへ行くための用紙を貰う。これがないと、ERで延々待たされたり、帰されたりすることもあるため、気を付けましょう。
ERで用紙を見せると、混んでいなかったため、すぐに血液検査と尿検査、小児担当医師が来て触診。
右のお腹が痛い、という症状は、急性虫垂炎の場合によくある症状のよう。
血液検査と尿検査の結果をまず見てから決めましょう、ということになったようで、待合室で2時間以上待つことになったようです。
検査の結果、数値的には特に問題はなさそうだけれども、痛みが増すかもしれないし、一晩経ってからまた検査をしてみないと、最終判断はできない、ということでした。
入院か帰宅かを選択できるようでしたが、帰宅した場合、お腹が痛くなってから病院まで結構時間がかかります。
また、明日の検査では、待ち時間がどのぐらいになるかもわからないため、入院を選択。
この時点で僕の方に電話があり、色々と荷物を用意することに。
入院するために契約書などにサインをする
日本も同じかもしれませんが、ドイツでは入院するためには、色々と手続きが必要です。また、それらにサインをして同意しないといけません。
Behandlungsvertrag
入院する人の名前や住所、どのような保険に入っているのかを記入する用紙。
Wahlleistungsvereinbarung
医者を選ぶことができたり、どのような部屋を希望するか記入する用紙。
保険の種類によって、医者を選択することが可能となります。
部屋も、1人部屋や2人部屋などを選べます。
これらは、加入している保険によって、どこまでカバーされるのかが変わるので、事前に知っておく必要があります。
僕たちの場合、公的保険に入っているのですが、入院や病院での診察が必要なときに使える、プライベート保険にも加入しています。毎月一定の金額を支払うことによって、病院などで診察が必要になった時や入院するときに使うことができる保険で、医者の選択ができ、1人部屋の代金を全額保険会社が負担してくれるような保険です。
こちらは、子どもの分と付き添いで泊まる人の分、2枚記入する必要がありました。
データ共有の同意書
名前は忘れてしまいましたが、病院同士でデーターを共有してもいいかどうかの同意書にもサインをしたようです。
この書類では、ここで行う検査内容や結果、個人情報を、別な病院に行った時に、その病院の医師や看護師が見ることができるようにするための同意書です。
これを拒否すると、データの共有が不可能となり、別な病院で診察をする場合、新たに最初から検査をしたりしないといけなくなるようです。
そのようなことを避けるためにも、データ共有の同意書にサインをすることにしました。
帰るときに受け取る書類 Entlassungsbrief
一晩入院をして、次の日の朝、血液検査と尿検査では問題が見つからず、痛みも和らいできたようなので、帰宅することとなりました。
帰宅時に受け取った書類が「Entlassungsbrief」です。
誰がどのような症状で入院をして、誰が付き添い出来たか。どのような処置をしたかなどが書かれていて、何かあった場合、この書類をERに持って行くと、担当医が既にどのような検査を以前して、どのような症状だったかが分かるようになっています。
ドイツで入院するときには食事に期待をしてはいけない
出産の時である程度理解はしていましたが、今回は酷かった…。
ほかの方のツイートなどで、ある程度は覚悟していましたが、ここまでとは。
妻が一緒に泊まることになったので、僕が受け取った食事ではありませんが、写真が送られてきてちょっとビックリです。
入院した日の夜ご飯に出されたものがコチラ↓
とてつもなくシンプル。
Kaltes Essenと言って、ドイツでは夜ご飯は冷たいものを食べる習慣がありますが、ココまでとは。
朝に送られてきた朝食はコチラ↓
ドイツでの入院は食事が鬼門ですね。
フリーズドライの食品と湯沸かし器、器などを持って行けるのであれば、持って行ったほうが無難なようです。
お腹空いて、逆に不健康になって帰宅するのでは?と思えるほどのご飯。
付き添いの人もベッド代を支払う必要があります。食事は、追加15€が必要だったようです。ということで、この2食が15€相当のようです。人件費が13€ぐらいですかね…。
日本の病院食が凄すぎるのかな…。
今回は、僕が荷物を持って行くときに、パン屋さんへ寄って、いくつかパンを購入していきました。それらを食べてしのいでいたようです。
入院の時に持って行くもの
今回の入院で持って行ったものは以下の通りです。
- パジャマ
- スリッパ
- もろもろ着替え
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- プラスチック製のコップ
- 妻が必要な化粧道具
- ブラシ
- 充電に必要なケーブル
- 水
- パン
- PC
忘れがちなのが「スリッパ」
病院内では結構大事ですよね。今回は、部屋にトイレがあるところでしたが、トイレにスリッパなどは置いていないため、持参する必要があります。
毎回裸足でスニーカーはイヤですしね。
ケーブル類も、すぐに必要になるものたちでした。
お昼ぐらいから待合室でネットを見たりして過ごしていたようで、夕方にはバッテリーが切れそうになっていたようで、ケーブル数本を持って行き正解。
ドイツで初めての入院 急性虫垂炎の疑いで検査入院 まとめ
今回、初めての入院で色々と手続きの流れが分かったのはよかったです。
食事が酷いことも分かったので、食事を持参したほうがいいことも分かりましたね。
記入しなければいけない書類も何枚かあり、次からは僕が一人でもスムーズに出来るかもしれません。常に妻が帯同するわけでもないので。
何事もなく帰宅出来て、ホントによかったです。シッカリと調べてもらえた(?)のも安心です。
今回の入院で、持って行く必要性があるものも分かったので、次回からは今回よりもスムーズに準備ができるかも。
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