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ドイツで歯科矯正の体験談

ドイツで歯科矯正の体験談 ブログ
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日本での歯科矯正をすることはなく、歯並びがよくないままドイツに来て数年。

ドイツでは結構歯並びを気にする傾向にあるので、「歯科矯正をしよう」とは思っていたのですが、資金の面もあり今までしないできました。

2017年11月に思い切って歯科矯正を開始。矯正器具を取り外したのは2018年8月。どのような流れでドイツで歯科矯正を行ったのか、改めて書いてみようと思います。

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ドイツで歯科矯正の道のり

歯医者さんと話し合い

2017年夏ごろ。普段通っている歯医者さんに電話予約をして歯科矯正をしたいことを伝え、プランなどの話し合い。

費用は後払いなので、支払うまで時間があったのは有難かったですし、ある程度の見積もりを出してもらえるので助かりました。

見積もりについては、ある程度の金額予想を言われましたが、後日レントゲン撮影と歯型をとって、それらをもとに見積もりを正式にだしてくれるようです。

歯型取り

話し合いをした日に、次の予約をしておきました。

次はレントゲン撮影と歯型取り。

どちらも特に問題なく終了。歯型取りはちょっとだけ気持ち悪かったかな。

その後、少し金額の話。前回言われた金額とほぼ同じぐらいの金額でできるようなので、正式に見積もりを出してもらうことに。その後、スタート時期を決めることにしました。

正式な見積もりが届く

封書にて歯医者さんから正式な歯科矯正の見積書が届きました。

この金額を理解したうえで、歯科矯正をスタートするかどうかを決めます。金額は歯科矯正の期間や、必要器具により、最終的には10%ほどの上乗せが発生する場合があるけれども、基本的にはこの金額から大幅に外れることはないようです。

見積もりに納得したので、歯科矯正を開始する時期を決めることに。

歯科矯正の開始時期は2017年11月中旬に決定

歯医者に電話をして、歯科矯正の見積もりに同意したことを伝えました。その時に、歯科矯正開始前にもう一度流れの話をしてもらうことになり、予約をして、後日歯医者さんへ。

歯型を見せてもらいながら、歯科矯正をどのような形で進めていくのかを説明してもらいました。

期間は約1年。最初は上下の前歯に矯正器具を装着して、少し動いてから全体に矯正器具を装着することとなりました。

ドイツで歯科矯正を開始

矯正器具も揃い(電話連絡してくれた)スタートできることになったので、予約をし、2017年11月中旬に歯医者さんへ。

もう一度、今日矯正器具を装着する予定の歯と、どのように矯正器具を装着するのか教えてもらいました。

作業開始。もっと痛くなることを想像していましたが、あまり痛みもなく30分ほどで終了。

上下の前歯5本ずつに矯正器具を装着。上下の前歯の左右の歯をまずは動かしていくことに。

上の前歯の左右の歯は、後ろに引っ込んでいるため、これらを前に出す。

下の前歯の左右の歯は、その歯の左右の歯と少し被さっているので、被らないように移動させる。

これらが動かないと、ほかの歯を動かすことができないようで、最初の数週間はこの状態が続くとのことでした。

また、上下の歯が当たらないようにしないといけないため、両奥歯の下の歯に少し突起物を装着して、完全に噛めないようにしました。

ということで、この突起物が外れるまでは噛むことができない状態に。

2週間に一度の調節

最初の2ヵ月は歯医者さんには2週間に1度のペースで通い、ワイヤーを外して歯間掃除とワイヤーの掃除をして、少しずつ矯正器具の調節も行ってもらいました。

歯の間にヤスリのようなものを入れて、ゴシゴシされるのですが、それが痛かった。

ワイヤーを外されるときは、結構な解放感がありました。戻すときはちょっと痛かったけど。

流動食で過ごす

結構辛かったのは、「流動食しか食べられない」ということでした。

器具が当たらないように、噛めないようになっているので、当然ながら食べ物を噛み砕くことができません。そのため、野菜スープを作っては、ブレンダーでドロドロにしてから流し込んだり、フルーツ缶詰をブレンダーでドロドロにしてから、ヨーグルトと混ぜて食べたりと、兎に角すべてをドロドロにしないとダメなのは最初辛かったです。

直ぐにお腹が空く。ただ、その分痩せることができたのは幸い。歯科矯正が終わってから、結構戻ってしまいましたが・・・。

歯科矯正をする人が、必ず流動食になるとは限らず、僕の場合は歯の位置関係により、噛めないようにしないと、移動させたい歯が移動できなくなるためにこのような状態となりました。

噛むことができない、というのは結構ストレスになることを初めて知りました。

シッカリ噛んでご飯を食べるのは大事ですね。

全体に矯正器具を装着

2ヵ月ほどが経ち、一番動いてほしい歯たちが動き始めたので、歯医者さんの判断により、全体に矯正器具を装着する段階になりました。僕の場合は一番奥の歯には装着せず、それ以外の歯には装着。

1時間ほど時間がかかり、たまに痛みも少しありました。

その後は、3週間から4週間に1度の診察がありました。

歯科矯正の器具が外れる

途中、2回ほど歯科矯正の器具が外れました。

歯についている銀色の物が外れて、ワイヤーに垂れ下がるような状態になりました。

すぐに歯医者さんに電話をして直してもらいました。

原因は、奥歯に詰めた、噛むのを避けるために装着している突起物がだんだん小さくなってきて、上下の歯が当たってしまい、器具にもあたって外れたようです。

一度目は、外れた歯科矯正の器具を装着し直すだけでしたが、次の日にも同じ現象になってしまいました。

そのため、奥歯に装着していたものを高さの高いものに変更をして、作業終了。それ以降は外れることはありませんでした。

少しずつ、確実に動いているのを実感

毎日鏡を見ては、歯が動いているのを見ていました。段々と今までとは違う歯の光景が見えてきて結構楽しかったです。

普通であれば、前に出ていないといけない歯が僕の場合は後ろ側にあったのですが、段々と前に。

歯医者さんも行くたびに動いているのをシッカリと確認できているようで、満足気。

毎回の通院では、ワイヤーを外して清潔にしてから、ワイヤーを装着して少しずつ調節。

時間は気にしないことを最初に言ったので、無理に早く動かすことはせずに確実にやってもらうことに。

約10ヵ月で歯科矯正が終了

当初の予想では、最低でも1年はかかると思われていましたが、10ヵ月で歯科矯正が終了しました。

矯正器具を取った後は、とても軽い感じがしましたし、口の中のスッキリ感がすごかったです。

歯科矯正の器具は外しましたが、歯の裏側にはワイヤーがあり、元の位置に戻らないように抑えています。特に動きの大きかった上下の前歯にワイヤーが入れられています。

最初は少し違和感がありましたが、慣れれば特に問題はありません。食事も普通にできます。

長い期間、咀嚼をしていなかったので、最初のほうが違和感がありました。

見えるところに装着するか、裏側に装着するか

歯科矯正を始める時の話し合いでは、矯正器具をどこに装着するかで少し話をしました。

前面に装着するのか、裏側に装着するかのどちらかなのですが、モデルでもないですし、器具が見えることには特に抵抗はなかったので、前面に装着することにしました。

裏側に装着することも可能です。その場合、前面に装着するよりも期間が長くなり、その分費用も少しかかるようです。

費用は見積もりとほぼ同額。分割払いが可能

歯科矯正器具を取り外してから2週間後、請求書が到着。

最終的な費用は見積書の金額+5%ほどでした。そして、分割払いが可能と記載されていたので、分割払いで支払うことに。半年かけて分割支払いを設定。

歯科矯正で必ず分割払いが可能かどうかは分かりません。ご自身の歯医者さんに聞いてみてください。

最後に

ドイツでは、子供のうちに歯科矯正をすることがほとんどのようです。

子供の場合は、保険で歯科矯正をすることができるので、ほとんど子供の時にやっているため、大人は歯並びがいい人ばかりです。そして、彼らにとっては歯科矯正をするのがごく普通。していないほうが珍しい感覚だと思います。

今後の歯の健康のことも考えて、歯並びが悪いままでいるよりも、歯科矯正をしてよかったと思っています。

異国の地で歯科矯正は不安になることもあるかと思いますが、僕の場合は信頼できる歯医者さんと自分が納得できるまで話をしてから開始することができたので、とても良かったです。

今後、ドイツで歯科矯正をする方の参考に少しでもなれればと思います。

コメント

  1. のびこ より:

    こんにちは。
    私も6月からドイツに住み始め、こちらでの歯科矯正を考えております。差し支えなければ、curzさんが通われていた歯医者さんがどちらかお伺いできると嬉しいです。宜しくお願いします。

  2. cruz cruz より:

    コメントありがとうございます。
    お住まいはどちらでしょうか?エリアによってはあまり意味のない情報になってしまうので。
    個人情報の観点から、サイト上ではあまり詳しくは書けません。プロフィールページより、メールしていただけると助かります。

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