国際結婚をして、そのうち離婚を選択する割合は半分ぐらいだそうです。
日本人同士の離婚と比べると多めになっていますが、なぜなのでしょう?
僕たちの場合は、結婚から13年が経過。現在14年目です。
僕の中では「つい最近結婚した」ぐらいの感覚です。言いすぎかな?
でも、僕のほうはそんなに苦労したこともないし、離婚をしようと思ったことすらないです。妻はどうか知りませんが・・・。(笑)
周りでは、日本人をパートナーとした組み合わせが結構いますが、離婚を選択した組み合わせを何組か見てきました。
よく「国際結婚は長続きしない」と言われますが、なぜなのでしょう?
国際結婚をゴールと考えている
これは「結婚がゴールイン」という考えを持っている人と同じような感じです。
「結婚はゴール」とは一体だれが言い出したのでしょう?
「独身生活が終わり」という意味では、「独身のゴール」が「結婚」かもしれませんが、「結婚生活」を考えていく上では「スタート」です。
そして、憧れて「国際結婚がしたい」と思っている方にとっては、国際結婚をした時点で「自分の望みがかなった」となってしまっては継続しません。
文化の違いを受け入れない
色々な違いを「文化の違い」と言って諦めてはいませんか?
お互い話し合いをして、受け入れるところが大事なように思います。
日本人同士でも同じですが、バックグラウンドが違うのだから、考え方など違うこともあります。
そこでお互いが話し合いをしながら自分たちの一番いいところを考えて前に進まないといけません。
言葉の壁
結婚する前にわかってたよね???
ドイツ語が少し苦手でも、自分の言いたいことがシッカリと伝わって理解をしてくれるパートナーであれば問題ないかもしれませんが、言いたいことが言えず、相手に伝わらないのはストレスになります。
付き合い当初は「言葉の壁」があっても気にならないかもしれませんが、長年一緒に住んでいくとストレスになり、爆発してしまうことがあるようです。
言葉の壁があっても、お互いが理解する気があれば大丈夫だとは思いますが、少しずつストレスがたまってくるものです。
自分の国に帰りたくなる
当初は憧れややる気があり、海外生活を始めても、そこで色々と経験を積んでくると、自分の国の良さが出てくることがあります。
今まで住んでいたところを出て新しい環境での生活は新鮮で楽しいものですが、住み慣れてくるといい面だけではなくなります。それも含めて今住んでいるところが良いと思えない場合は、自分の国へ帰りたくなる願望が出てきてしまいます。
こうなってくると、毎日がストレスになってしまいます。
子供の教育問題
子供の教育問題で揉めている家庭は結構あるようです。
ドイツの場合、「現地校に通う」「日本人学校に通う」「インターナショナルスクールに通う」という選択肢があります。
地域によっては「日本人学校」がない場合がありますが。
「将来日本の学校へ」と考えている方が少なからずいます。
「日本の教育のほうがいい」という考えの方もいます。
ここでの話し合いがこじれると大きな問題となってきます。
子供の教育に対する考え方は、子供が生まれる前に思っていたことと、生まれて学校に通いだすころでは違う場合も少なからずあると思います。
ここでシッカリとお互いが納得して前に進めるかどうかがカギになるのではないでしょうか。
僕たちの場合は「子供が楽しく過ごせればいいよね」です。教育方針に関して特に揉めることはありませんでした。
旅行に行けない
これも良く聞きます。結構ストレスになる場合があるようです。
日本から離れていると、長期の旅行は行き先が「日本」になることがあります。それも「実家」。
子供がいたら「子供を両親に見せに」「日本の文化を体験させに」という理由で日本に行く家族をみているのですが、彼らはたまに「ほかの国へ旅行がしたい」と言っています。
僕たちの場合は、日本に行くお金があるなら「リゾートホテル2週間!」とか「クルーズ船に乗ろう!」とお互い考えてしまい、逆に日本に行かなさすぎだよなぁ、と思ったりも。
義理の両親との関係
世界共通でしょう。嫁姑問題も世界共通のようです。
ドイツ人同士だろうと、日本人同士だろうと、国際結婚だろうと変わらない世界です。
ギャンブルです。
夫がマザコン
嫁姑問題にも関わってきますね。
何かしら不満があるとすぐに母親に連絡をする。母親は息子を守るために嫁にきつく当たる・・・よく聞きます。
最後に
僕が今まで見聞きした「国際結婚が長続きしない」「国際結婚で不満がある」という人たちの言葉を書き出してみました。
国際結婚だろうと日本人同士だろうと、多分不満点や離婚理由は同じ感じなのかなぁ、とも思ったり。
参考になるかどうかわかりませんが、まずは相手とシッカリと話をして理解してから国際結婚への手続きを始めてみてはどうでしょうか。
手続き段階でも結構面倒なことが多々あると思うので、それらをイライラせずに2人で、もしくは家族で乗り切れれば継続できるのではないでしょうか。
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