ダイエットをする前は、ほぼ気にすることなかった「GI値」や「GL値」
GI値→グリセミック・インデックス
GL値→グリセミックロード
GI値はダイエットに関する記事などを調べると出てきますね。
よく、食後の血糖値の上昇を示す指標として使われます。数値が低い食品は、食後の血糖値が緩やかに上昇。数値が高い食品は、食後の血糖値が急激に上昇したりします。
GI値の欠点は、「1食の量で計算されていない」というところにあります。
GI値の定義は「ある食品を炭水化物量50g摂取したときの血糖値の上がり具合を、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値」
高GI値の食品だとしても、食べる量が多くない場合には、高GI値だからと言って、避けるべきかどうかは疑問が残ります。
【ダイエット】GL値

最近では「GL値」を考えるようになってきています。
20以上を「高GL」、11~19を「中GL」、10以下を「低GL」と定義されています。
GL値の計算は「GI値x1食分の炭水化物量(g)÷100」で示されます。
白米の場合「75×55÷100=41.25」
玄米の場合「55×40÷100=22」
「白米よりも玄米」とダイエット関連記事では良く書かれていますが、どちらもGL値は高い部類に入りますが、玄米のほうが断然低いことは明白です。
フライドポテトの場合「70×60÷100=42」
フライドポテトと白米では、GL値はほぼ一緒ですが、一緒に食べる食材に大きな差があります。
ハンバーガーのお供であるフライドポテト。
ドイツでは、大抵のメインに添えられているフライドポテト。揚げ物のお供になることが多いフライドポテト。
シュニッツェルやソーセージのお供には、ほぼ100%の確率でフライドポテト。
白米と共にトンカツを食べることも、鶏のから揚げを食べることもあるので、その様な時には大した違いは出てこないように思いますが、焼き魚や煮物などと一緒に白米を摂取した場合を考えると、白米自体のGL値は高くとも、摂取する脂質の量はかなり変わるように思われます。
ちなみに、通常のハンバーガーのGL値は21。カレーライスのGL値は83。
気を付けないといけない点としては、「低GL値」という食品があったとしても、「何gなのか?」をシッカリと気にしないといけません。
サイトによっては、食パンを「低GL値」に分類しているところも多々あります。
食パン6枚切りの1/2、と表示されていたり。
普通の人であれば、この表記がどう考えても可笑しいことは分かるかと思います。
ジャムやバター、ハムやチーズなども総合的に考える必要がありますね。
「低GL値だから大丈夫」と鵜吞みにせず、どのような表記になっているのかを気にしながら調べてください。
【ダイエット】主な食品のGL値
食品 | GI値 | GL値 | 1食 |
白米 | 75 | 41 | 炊飯後 150g |
パスタ | 58 | 32 | 茹で 180g |
食パン | 75 | 21 | 6枚切り1枚 60g |
そば | 59 | 24 | 茹で 170g |
カレーライス | 67 | 83 | 520g |
ポテトチップス | 60 | 20 | 60g |
玄米 | 66 | 34 | 炊飯後 150g |
全粒粉パン | 74 | 10 | 1枚 30g |
クロワッサン | 67 | 17 | 57g |
オートミール | 55 | 14 | 44g |
りんご | 40 | 7.4 | 180g |
いちご | 40 | 6.1 | 250g |
キウイ (グリーン) | 58 | 8.5 | 150g |
バナナ | 47 | 9.1 | 100g |
GI値だけを見ていると「数値が高いかも」と思われるものも多いですが、GL値を見てみると、そこまで高くないものが多いのが分かると思います。
果物などは、GI値が一見高いですが、適正量を摂取することを心掛ければ、特に気にする必要もないような数値なのではないかと考えられます。
【ダイエット】GL値を知ってダイエットをする まとめ

GI値とGL値では、大きく変化するような食材もあれば、それほど変化しない食材もあります。
面白いですね。
含まれている栄養素によるところが大きいですし、1人前として食べる量がどのぐらいなのかにもよって、数値が変化してくることが分かりました。
やはり、ダイエットをする上では、色々と勉強も必要なのが分かりますが、一番重要なのは「食べる量」と「何を食べるか」になってくるような気がします。
まぁ、最初から分かってはいたことですよね…。
僕自身も、ダイエットをする前は、2人前や3人前を普通に1食として食べていました。炭水化物に揚げ物の組み合わせは最強‼
食べる量を、通常の「1人前」に徐々に落とすだけで、少しずつではありますが、体重は減ってきます。
食べるものの量を調節した後には、食べるものを変化させていくことによって、また体重は減ってきます。
どうしても短期間で「この日までにこの体重、この体型になれれば、あとはどうでもいい」という方もいるかもしれませんが、そのような状況でない場合、僕のように「長期間かけてもいいから、シッカリと体重を落として、健康的な身体を手に入れたい」というのであれば、いきなり「食べる量を半分にする」や「今日からサラダだけ食べる」や「今日から炭水化物は摂取しない」「糖質制限ダイエットをする」などなどに手を出さないほうがいいように思います。
GI値やGL値を知っておくことにより、どのようなものをどのぐらい食べることにより、どのような身体の変化が起こるか、というのを知っておくことは大事ですが、やはりバランスのいい食事を継続していくのが一番の近道なのではないかと思います。
コメント